QST那珂フュージョン科学技術研究所 施設見学会2026に出展
「放射線を探してみよう!」ブースで放射線を“探す・見る・学ぶ”
2026年10月17日(土)、QST那珂フュージョン科学技術研究所で開催された施設見学会2026において、QSTと茨城大学は共同企画として「放射線を探してみよう!」ブースを出展しました。
QST側では保安管理課を中心に、サーベイメータを用いてカリウムを含む食品などから放出される自然放射線を測定する展示を実施され、来場者が身近な物質にも放射線が存在することを実際の測定を通して体験されました。
茨城大学側では、研究・産学官連携機構(iRIC)から土屋陽子教授の他、原子科学研究教育センター(RECAS)からは次世代革新炉部門の石塚悦男教授と研究室所属学生および原田秀郎URAが参加し、霧箱を用いたアルファ線の観察実験、放射線の基礎や自然放射線の存在、および原子科学の歴史などを紹介するパネル展示を行いました。霧箱では、トロンから放出されるアルファ線の飛跡を観察でき、通常は目に見えない放射線が白い線となって現れる様子に、多くの来場者が興味深く見入っていました。
また霧箱内でまれに観察されるV字型の飛跡についても解説を行いました。これはトリウム系列の放射性核種が連続してアルファ崩壊することで、短い時間差で2本のアルファ線が放出される現象によるものであり、核図表を用いながら放射性壊変の仕組みを分かりやすく解説しました。
当日は多くの家族連れや一般来場者がブースを訪れ、対応したスタッフと来場者との間で活発な質疑応答が行われました。「放射線を探す」「放射線を見る」「放射線を学ぶ」という体験を通じて、放射線や原子力科学への理解を深めていただく貴重な機会となりました。
RECASでは、原子力・フュージョンを含む原子科学の研究・教育活動のみならず、地域社会との連携やアウトリーチ活動を通じて、原子科学に対する理解促進と次世代人材の育成に取り組んでいます。
関連リンク:
QST 那珂フュージョン科学技術研究所 施設見学会 2026 - 量子科学技術研究開発機構

学生スタッフによる霧箱の実演

放射線や原子科学について解説する展示パネル

