RECAS講演会を行いました
- Nuclear × Renewable(NXR)が拓く次世代エネルギーシステムと資源循環 -
2026年7月9日(木)、AQBRC C204講義室において、NXR開発センター副センター長の菅原隆徳氏を講師にお迎えし、「Nuclear × Renewable(NXR)が拓く次世代エネルギーシステムと資源循環」と題した講演会を開催しました。
当日は教職員7名、学生13名の計20名が参加し、次世代エネルギーシステムや資源循環に関する最先端の研究開発について理解を深めました。特に学生の参加が多く、講演を通じて原子力分野の将来技術や社会的意義について考える貴重な機会となりました。
講演では、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(JAEA)が推進する「Nuclear × Renewable(NXR)」の取り組みについて紹介がありました。原子力と再生可能エネルギーを組み合わせることで、安定的かつ持続可能なエネルギーシステムの構築を目指す研究開発の最前線について、わかりやすく解説いただきました。
なかでも、国内に蓄積されている劣化ウランを活用したウランレドックスフロー電池(ウラン蓄電池)の研究は、再生可能エネルギーの導入拡大を支える新たな大規模蓄電技術として大きな注目を集めました。これまで十分に活用されてこなかった資源に新たな価値を見いだす発想は、参加者に強い印象を与えました。
また、使用済燃料や放射性廃棄物に含まれる元素を単なる「廃棄物」ではなく「資源」として捉え直す考え方についても紹介がありました。アメリシウム241を利用したRI電池の研究や、使用済燃料中に含まれる貴金属・希少元素の有効利用に関する事例に加え、バイオ由来材料を用いて海水中のウランを回収する研究など、資源循環と持続可能な社会の実現に向けた先進的な取り組みが紹介されました。
質疑応答では、ウラン蓄電池の実用化に向けた技術的課題や、RI電池の将来的な活用可能性などについて活発な議論が交わされました。参加者からは多くの質問が寄せられ、次世代エネルギーシステムや資源循環型社会の実現に向けた原子力研究への関心の高さがうかがえる講演会となりました。



