応用原子科学部門の研究成果が論文発表されました。

2024年4月10日 応用原子科学部門での量子ビームをもちいた研究として、磁気ホログラフィー技術開発の成果がNuclear Instruments and Methods in Physics Research - section A (NIM-A) で論文として受理されました。

https://doi.org/10.1016/j.nima.2024.169349

茨城大学、名古屋工大、名古屋大学、東北大学、J-PARCセンター、茨城高専、SPring-8との共同研究で、応用原子科学部門が進めていきた磁気ホログラフィー実験の技術開発の成果をまとめたものです。磁気ホログラフィーはFe-Ni合金など磁性合金での磁性を詳細に観測できる優れた測定手法であり、実現すれば世界初となります。

○  J-PARCのもつ高度な中性子スピン偏極技術を用いることで、J-PARCにおいて磁気ホログラフィー実験が実現できることを示しました。

○  試料に磁場を印加するための磁石デバイスを開発しました。

○  磁気ホログラフィー実現に必要な磁場の条件を示しました。