原子科学研究教育センター 体制(2024年度4月1日発足)
センター長|岩佐 和晃 |
副センター長|大山 研司 |
事務室|郡司幸寿、田中 裕二、杉山 慶子 |
社会/地域課題共考解決室 | 応用原子科学部門 | 次世代革新炉部門 | 放射線安全部門 | |
センター研究プランの立案・共同研究マネジメント | 量子線科学・材料科学・基礎科学 | 安全な次世代原子炉・エネルギー源・社会とのコミュニケーション | 安全安心放射線科学・生命科学 | |
室長または部門長 | 室長:酒井 宗寿 | 部門長:星川 晃範 | 部門長:田中 伸厚 | 部門長:鳥養 祐二 |
教員(専任・専務) | 酒井 宗寿、増澤 徹、岩佐 和晃(専任) | 岩佐 和晃(専任)、星川 晃範(専任)、前田 知貴(専任)、大山 研司、佐藤 成男、西野 創一郎、飯沼 裕美 | 田中 伸厚、松村 邦仁、西 剛史、森 聖治 | 田内 広、中村 麻子、鳥養 祐二、庄村 康人 |
連携分野 | エネルギー材料開発 次世代炉を目指した耐久材料開発 | 高温ガス炉 高速炉 核融合 高温化学反応 | 医療・創薬分野 |
メンバー紹介
センター長
Kazuaki Iwasa
|所属|
茨城大学 原子科学研究教育センター 教授(基礎自然科学野 物理学領域)
|経歴・研究分野等|
東京都立大学大学院理学研究科物理学専攻助教(1995/04/01-2003/07/15)、東北大学大学院理学研究科物理学専攻准教授(2003/07/16-2016/03/31)、茨城大学フロンティア応用原子科学研究センター、大学院理工学研究科量子線科学専攻教授(2016/04/01-)
研究分野は、自然科学一般磁性、超伝導、強相関系。物性Ⅱ:強相関系、磁性、密度波/自然科学一般磁性、超伝導、強相関系。物性Ⅰ:フォノン物性、量子ビーム(中性子線・X線)。
社会/地域課題共考解決室 室長
Munetoshi Sakai
|所属|
茨城大学研究・産学官連携機構 准教授
|経歴・研究分野等|
KASTで参画した流動研究やNEDOプロ等では、「知的財産マネジメント及び研究戦略策定」の役割を担いつつ、「ローンチカスタマーモデル」を実践することで、基礎研究段階から開始した「機械系分野」及び「材料・化学分野」の研究成果を「技術移転」に繋げてきた。近年では、筑波大学と共同実施している「大学×国研×企業連携によるトップランナー育成プログラム TRiSTAR」を通した世界で活躍できる研究者育成や、東京大学・早稲田大学・東京工業大学が主幹機関「Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE)」のSU創出共同機関の活動(プログラム共同代表者)を通して大学発スタートアップの創成に注力。
応用原子科学部門 部門長
Akinori Hoshikawa
|所属|
茨城大学 原子科学研究教育センター 准教授
|経歴・研究分野等|
北海道大学博士(理学)(1999/03)
研究分野は、エネルギー材料、量子ビーム科学。 主な研究テーマは、クラスレートハイドレートの結晶構造、量子ビームを利用した材料の結晶構造及びミクロ構造に関する研究、制御システム開発。
次世代革新炉部門 部門長
Nobuatsu Tanaka
|所属|
茨城大学大学院理工学研究科(工学野)教授
|経歴・研究分野等|
東京大学大学院原子力工学専攻にて博士(工学)取得。後、株式会社東芝原子力技術研究所を経て、2000年に茨城大学着任。原子炉内の熱流動現象の数値解析が専門。
専門分野は、数値流体解析(CFD)、混相流。
社会/地域課題共考解決室
Toru Mashuzawa
|所属|
茨城大学理工学研究科(工学野) 機械システム工学領域副学長
|経歴・研究分野等|
東京大学工学部精密機械工学科助手(1987/04-1988/03)、国立循環器病センタ-研究所人工臓器部補助循環研究室室員(1990/04-1996/03)、同室長(1996/04-1998/03)、茨城大学工学部機械工学科助教授(1998/04-2002/03)、茨城大学工学部機械工学科教授(2002/04-)
生体機械工学、主に、エムイー機器、人工臓器の研究開発に従事。メカトロニクスが専門分野。磁気浮上型人工心臓の研究を通して磁気浮上モータ技術に精通。
放射線安全部門
Hiroshi Tauchi
|所属|
茨城大学理工学研究科(理学野) 生物科学領域 教授
|経歴・研究分野等|
広島大学原爆放射能医学研究所科助手(1989/04-2001/03)、茨城大学理学部助教授(2001/04-2004/03)、茨城大学理学部教授(2004/04-)
放射線生物学が専門。放射線などで生じる遺伝子損傷の修復機構や遺伝子突然変異の発生機構の研究に従事。遺伝子損傷修復機構のがん放射線治療への応用や低線量放射線被ばくの生体影響に関する研究も行っている。
応用原子科学部門
Kenji Ohoyama
|所属|
茨城大学理工学研究科(工学野) ビームライン科学領域 教授
|経歴・研究分野等|
東北大学理学研究科物理学第2専攻博士後期課程修了(1992/06/24 )、東北大学金属材料研究所助手(1992/07/01-2003/07/31)、東北大学金属材料研究所助教授(2003/08/01-2007/03/31)、東北大学金属材料研究所准教授(2007/04/01-2014/03/31)、東北大学原子分子材料科学高等研究機構准教授(2014/04/01-2015/03/31)、茨城大学理工学研究科教授(2015/04/01)。
次世代革新炉部門
Seiji Mori
|所属|
茨城大学基礎自然科学野化学領域
茨城大学大学院理工学研究科 量子線科学専攻 教授
|経歴・研究分野等|
茨城大学理学部助教授(2000/10/01-2007/3/31)、茨城大学理学部准教授 (大学院理工学研究兼担)(2007/4/01-2012/3/31)、茨城大学 理学部 教授(大学院理工学研究科 兼担)(2012/04/1-)
専門は理論・計算化学(金属触媒および酵素の反応・機能に関する計算科学的・理論的研究)。
放射線安全部門長
Yuji Torikai
|所属|
茨城大学基礎自然科学野化学領域
茨城大学大学院理工学研究科 量子線科学専攻 教授
|経歴・研究分野等|
北海道大学 博士(工学)、富山大学 水素同位体科学研究センター准教授
核融合燃料であるトリチウムの安全取扱いに関する研究を中心に、環境中に放出されたトリチウムの生活圏への移行経路の解明や、環境トリチウムの分析法に関する研究を行っています。その中で、福島第一原子力発電所の事故におけるALPS処理水の海洋放出の安全性を確認するため、福島県の港に水揚げされた魚貝類の安全確認を、福島県の小売業団体の依頼で行っています。これまで福島県で水揚げされた魚からはトリチウムは検出されず、安全であることを確認しています。
応用原子科学部門
Hiromi Iinuma
|所属|
茨城大学基礎自然科学野 物理学領域 准教授
|経歴・研究分野等|
J-PARC(東海村)のミューオンビームラインで標準理論を超えた物理、時間反転対称性の破れの探索実験に取り組んでいます。素粒子ミューオンを均一な磁場中に置くとスピン歳差運動という、コマのような動きをします。その回転周期は標準理論を越えた物理や電気双極子モーメント(EDM)の探索に感度があります。EDMは時間反転対称性の破れを示唆する物理量であり、実験的に直接検出できれば世界初の成果になります。
次世代革新炉部門
Tsuyoshi Nishi
|所属|
茨城大学応用理工学野 物質科学工学領域
茨城大学大学院理工学研究科 量子線科学専攻 教授
|経歴・研究分野等|
2004年 東北大学大学院 工学研究科 材料加工プロセス学専攻修了 博士(工学)
原子力発電所や高速炉のシビアアクシデント解析において、炉心部で溶融した制御棒材(炭化ホウ素)と原子炉構造材(ステンレス鋼)との溶融混合物の特性を把握することは必要不可欠です。特に粘度の物性値は最も重要な物性値とされています。このような溶融混合物の粘度を系統的に取得するため、るつぼ回転粘度計を用いた高精度な粘度測定を実施しています。その他、高レベル放射性廃棄物処理用の固化ガラスの有力な候補材であるホウケイ酸塩融体の熱伝導率評価にも取り組んでいます。
放射線安全部門
Asako Nakamura
|所属|
茨城大学基礎自然科学野生物学領域
茨城大学大学院理工学研究科 量子線科学専攻 教授
|経歴・研究分野等|
広島大学大学院医学系研究科分子薬学専攻 博士後期課程 修了 博士(薬学)
私たちのDNAは太陽からの紫外線、宇宙からの宇宙放射線、さらにはストレスなどにより常日頃から損傷しています。本来細胞はDNA損傷を修復する機構を有しているのですが、大量のDNA損傷が発生し、修復機構のキャパシティを超えてしまった場合などには修復しきれず、細胞老化や発がんの原因となってしまいます。 当研究室では、DNA損傷を可視化する技術を利用して、放射線誘発DNA損傷が細胞老化や炎症反応、がんを引き起こすメカニズムを研究するとともに、放射線生物影響を評価するためのバイオマーカーの探索研究などを行っています。
応用原子科学部門
Shigeo Sato
|所属|
茨城大学応用理工学野 物質科学工学領域 教授
|経歴・研究分野等|
金属材料の強度、延性や磁性、導電性などの機能発現メカニズムを理解するため、中性子/X線/電子線解析技術の開発を行っています。
応用原子科学部門
Tomoki Maeda
|所属|
茨城大学 原子科学研究教育センター 准教授
|経歴・研究分野等|
慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻にて博士(工学)を取得。 慶應義塾大学理工学部機械工学科助教(2015/04-2017/12)、文部科学省「卓越研究員事業」卓越研究員(2018/01-2022/03)、茨城大学フロンティア応用原子科学研究センター、大学院理工学研究科量子線科学専攻助教(2018/01-)
量子ビームを駆使した材料構造解析、ポリマー材料の高機能化、ナノ複合材料の構造・物性制御
放射線安全部門
庄村 康人
Yasuhito Shomura
|所属|
茨城大学応用理工学野 物質科学工学領域 准教授
|経歴・研究分野等|
兵庫県立大学大学院理学研究科(生命科学専攻)助教 (2005/04-2015/03) 茨城大学大学院理工学研究科(工学野)准教授 (2015/04-)
水素分解・合成を触媒する酵素などの構造・物性・機能改変に関する研究に従事。
次世代革新炉部門
松村 邦仁
Kunihito Matsumura
|所属|
茨城大学応用理工学野 機械システム工学領域 准教授
|経歴・研究分野等|
筑波大学大学院
原子力分野において、「熱流動」と呼ばれる研究をしています。気体と液体が混在する流れ(気液二相流)を中心に、原子炉の徐熱に関わる研究や過酷事故時に想定される熱や流体が関わる複雑な事象の研究を行っています。カーボンニュートラル社会への移行も踏まえて、気体と液体の流れ場の制御にも関心を持って研究を進めています。