応用原子科学部門の研究成果が論文発表されました。

応用原子科学部門の横山淳 教授、岩佐和晃教授(基礎自然科学野)、大山研司教授(応用理工学野)のグループによる共同研究論文が発表されました。

重い電子系超伝導体CeCoIn5にZnが導入された物質における反強磁気秩序と超伝導の共存を明らかにした中性子散乱による研究です。磁性と超伝導が物質内に共存する現象は、よく知られた単体元素などの超伝導のメカニズムと全く違うため、世界中で研究されていますが、本論文はその本質に迫る成果です。
日本原子力研究開発機構発機構の研究用原子炉JRR-3に設置され、応用原子科学部門が東京大学物性研究所との協定に基づいて運営する中性子散乱装置HQR (T1-1ビーム孔)を用いた成果を含みます。