応用原子科学部門の研究成果が論文発表されました。
応用原子科学部門の岩佐和晃教授、桑原慶太郎教授(基礎自然科学野)、星川晃範准教授(応用理工学野)のグループによる共同研究論文が発表されました。
Remeika相化合物Eu3Ir4Sn13は結晶構造相転移と磁気秩序が知られていましたが、本研究における中性子散乱と放射光X線の量子ビーム散乱を駆使して、低温で現れる結晶構造における特徴的な局所的反転対称性の破れによって磁気相互作用が競合するために強く揺らいだ新しいタイプの磁気秩序が形成される現象を明らかにしました。
日本原子力研究開発機構発機構の研究用原子炉JRR-3に設置され、応用原子科学部門が東京大学物性研究所との協定に基づいて運営する中性子散乱装置HQR (T1-1ビーム孔)を用いた成果を含みます。
